SIEN について
NPO法人SIENは、2010年3月「精神障がい者の方がその人らしい生活を送るための支援をすること」を目的に設立しました。
直接的な支援だけでなく、精神保健に関する啓発・啓蒙活動、他機関とのネットワークづくりにも努め、誰もが暮らしやすい地域社会づくりに貢献したいと考えています。
理念
- 葛飾区での精神障がい者の在宅支援を行います
- 長期・社会的入院者の退院支援を行います
- 当事者の方と共に「その人らしい生活の在り方」を考えます
- 医療・福祉・介護、その他の地域サービスをつなぐ活動を行います
- 関係機関との連携を深め、地域で支え合う関係づくりに努めます
そのために私たちが大切にすること
- 個々の専門性を尊重し、認め合うこと
- 自ら(個人・チーム)の課題に真摯に向き合うこと
- 一人の生活者としての視点を常にもつこと
- 多様な価値観・生き方があるということを忘れないこと
代表からのメッセージ
はじめまして、理事長の石川誓子です。
私は90年代初め、ソーシャルワーカーとして、精神科病院の相談室で働き始めました。
その後転職し、クリニックで訪問支援のスタッフとして働く中で、「医療の枠に縛られない生活支援が必要なのではないか」と考えるようになりました。
それを実現するためには、精神障がいの当事者である方たちが暮らす地域での支援が大事だと感じ、地域で相談支援活動を行いたい、という想いを強くしました。
そして2010年3月、その想いを実現するべくNPO法人を立ち上げ、同年4月に 地域活動支援センターなぎ を開設しました。
その後、同年7月に ヘルパーステーションしえん、翌年5月に 訪問看護ステーションりゅう、2014年3月には 生活訓練センターそう、相談支援事業所さい を開設しました。
どんな病でも、医療と福祉(生活支援)の連携は大切です。
特に精神科の病の場合には、その方の生活を支える上での連携は、とても大切な要素です。
私たちは、ソーシャルワーカー、看護師、作業療法士、介護福祉士といったメンバーが、それぞれの専門性を追求しながら理解し合い、当事者の方の支援を通して、医療と福祉の橋渡しができるよう心がけています。
まだまだ微力ではありますが、「精神障がい者の方が豊かな生活を送れる社会は、どんな方も住みやすい社会になる」という信念をもって、当事者の方、地域の方、関係機関の方々とともに、一歩一歩進んでいきたいと思っています。